「わがまちフォーラム」 多彩な夕べ
8月17日に開いた「第5回わがまちフォーラム」には、連日の猛暑にもかかわらず約80人の参加がありました。「地区計画とまちづくり条例―阿佐ヶ谷住宅再開発の現場から」と題する泉岳樹さん(首都大学東京都市環境科学研究科助教)の講演と斎藤驍・三井グランド環境裁判弁護団長の話の後、ハワイアンフラの踊りを楽しみ、多彩な夕べになりました。
住民不在の町づくり
1958年(昭和33年)に分譲団地として誕生した阿佐ヶ谷住宅は、第1種低層住居専用地域で、高さ規制は10メートル。ここに今、6階建てマンション6棟・600戸の建替え計画が進行しています。それも、三井グランド開発と同じく、「地区計画」を悪用してです。
泉さんは、区が主導して「まちづくり協議会」を作り周辺を含む住民の合意があったかのように偽ったことに対し、条例に基づく協議会を申請したが2回も見送られたことや、業者主導の建替え組合による計画が都計審に諮られたことなど、住民不在のまちづくりが強行されている現状を報告されました。しかし、「三井グランドの運動が、阿佐ヶ谷の動きに大きな影響を与えてきたと実感している。今後、環境の維持・発展へ市民の知恵を蓄積し、連携を強めていこう」と訴えられました。
熱中症で連日死者が続出
三井グランド環境裁判での主張を証明
連日続いた猛暑。16日は「熊谷、多治見で40.9度、74年ぶり国内最高。熱中症で死者11人」と報じられました。斎藤弁護士は、「東京のヒートアイランド化だけでなく郊外へと広がっている」、「お盆を古里で涼しく過ごすこともできなくなってきた」、「お年寄りだけでなく若者も被害にあっている」、「屋外だけでなく屋内にいても死んでいく」――これら最近の事実によって、「熱被害」が実証された。まさに、三井グランド裁判で問うていることが証明された、と強調されました。
7月26日、裁判所に提出した「三井グランド開発における健康被害のリスクとアセスメントの必要性」と題する学者6氏の「共同意見書」には、(開発により)「近隣住民が蒙るおそれのある被害は、景観、緑の喪失等による文化的・心理的なものから、熱、風、光、大気汚染、騒音、生態系等による生活環境の著しい被害、さらには健康被害に及ぶものである」と記しています。斎藤弁護士は、「熱汚染が大気汚染の一環である」という、正しい判決がでるよう努力していくと結ばれました。
ハワイアンフラにうっとり
後半は、「ハワイアンの夕べ」として、原告団の横倉康明さんの夫人と友人=「ロコ&ケイコ」さんによるハワイアンフラタイムです。優しい踊りに心が癒されました。
次回口頭弁論は9月28日(金)
〈訂正〉「第5回わがまちフォーラム」で配布しました『浜田山・三井グランド環境裁判通信』2号の4頁、「次回の口頭弁論日9月27日」は、「28日」の誤りでした。9月28日(金)午後1時10分~、東京地裁103号大法廷です。30分前には傍聴券配布所にお並びください。
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