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2007.07.31

「三井グランドと森を守る会」ニュース No.114から

実質1週間で7281名の署名。ありがとうございました

  「三井グランド環境裁判」第7回口頭弁論が、27日開かれました。開廷直前、原告団代表三人と弁護団が杉原裁判長と担当裁判官に会い、7281名に達した署名を手渡し、審議を尽くし公正な判断をと要望しました。積み上げた署名簿の厚みを見た瞬間、裁判長は「ホウッ」というような顔つきをしました。
 しかし、開廷早々、「本日結審」と告げそうな気配。斎藤弁護団長が機先を制して発言、「前回、27日に審理を終結する旨の話があったが、良い判断ならともかく、裁判がそのような方向で進行していないことを危惧している。十分な審理を願う7281人もの声を無視してここで打ち切るなら、窮地に立っている被告側の安堵の声が聞こえてきそうだ」と糾弾し、慎重審理を求めました。

裁判長と弁護団、息詰まるやり取り

 これに対し裁判長は急に「特殊車両認定取消請求事件について、本日審理を終え、9月28日午後1時10分、本法廷で判決」と宣告しました。内藤弁護士と斎藤団長が、この事件は本日2回目の法廷である。あまりにも強引な訴訟指揮だ。審理続行を3裁判官で合議してもらいたい、と強く異議申し立てました。しかし、裁判長は耳を貸さず、「合議の件は却下します。判断は早く出します」と告げるのみ。
 原告側の「三井不動産の基本構想」提出請求に対しても、「必要ないと認める。却下する」と冷たく即答。唖然とする声が、傍聴席から上がりました。斎藤弁護団長はすかさず、「理由を明らかにして頂きたい」と追及。裁判長は「判断の中身については言えないが、判決の中で分かるようにする。原告の法律上の利益について判断をするのに、必要でないからだ」と述べました。

石川幹子先生の陳述意見書と各分野の学者の共同意見書提出

 今回の口頭弁論のポイントは2つ。1つは、杉並区の都市計画審議会委員であり、日本の都市計画の代表的存在である石川幹子氏(慶応大学教授)から陳述意見書「東京の緑地軸、および生命の回廊としての三井グランドの今日的意義と開発の誤り」が寄せられ、提出したこと。2つ目は、「三井グランド開発における健康被害のリスクとアセスメントの必要性」と題する、都市計画・環境・公衆衛生各分野の学者6氏の「共同意見書」を提出したことです。(6氏は、福川裕一・千葉大大学院工学研究科教授、田村明弘・横浜国立大大学院工学研究科教授、平松幸三・京大大学院教授、本田靖・筑波大大学院教授、岡部明子・千葉大工学部准教授、須田大春・元法政大兼任講師)

杉並区都市整備部長・菊池律氏と三井不動産・佐藤実氏の尋問を請求

 斎藤団長は、石川先生が傍聴席に在廷されていることを紹介し、すぐにでも陳述を実現して欲しいと求めるとともに、本件を推進した中心的人物、杉並区都市整備部・菊池律氏(当時課長、現部長)と三井不動産の常務取締役・佐藤実氏の証人尋問を要求。「9月に三くだり半がでるなら、住民は憤激に耐えないことになる。9月中に少なくとも後1回の口頭弁論を」と迫りました。しかし裁判長は、「分かりやすい判決を出すようにする。三くだり半ではない。当事者の言い分は十分聞いたので、法律的判断は下せる。9月28日、金曜日、午後1時10分に判決を言い渡す」と宣し、強引に閉廷しました。

 報告集会には石川先生も参加され、「戦前戦後、非常に厳しい時代に守ってきた緑地を、豊かな時代になぜ壊さなければならないのか。頑張り続けるみなさんに敬意を表します」と、激励を受けました。集会は、今後の方針を慎重に検討することを確認して閉会しました。

〈石川幹子先生の陳述意見書と共同意見書、第7準備書面は、以下をダウンロードして下さい〉

「ikensho_ishikawa.pdf」をダウンロード

「ikensho_kyodo.pdf」をダウンロード

「junbi_shomen_7.pdf」をダウンロード

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