« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007.04.27

〈三井グランド開発 ここが違法〉~新たな論点を示す~ 第5回口頭弁論

 三井グランド環境裁判の第5回口頭弁論が、4月20日、東京地裁103号大法廷で開かれました。大法廷は原告と傍聴者で満席となり、緊迫した中ですすみました。裁判は事務的な段取りで終わろうとしたのですが、斎藤弁護団長が発言を求め、杉並区と東京都が出してきた回答に対して反論した「第4、第5準備書面」、特に「第5準備書面」に則して、三井グランドの「土地区画整理事業」の違法性について新たな論点を展開されました。裁判長も関心を示されたので、今後の審理に影響が出ると思われます。以下、一部概略を紹介します。

1、都市計画法12条2項違反
 都市計画法12条2項は「施行区域」を1つの単位として考えており、この単一の施行区域を分割し、その一部を施行することは同条項違反である。
 「杉並南部土地区画整理事業施行区域」は、昭和44年5月8日に都市計画決定された、473ヘクタールに及ぶ「単一の土地区画整理事業施行区域」である。三井グランド南地区事業は、このごく一部にすぎない。これは被告らも認めるところだ。南地区の土地区画整理事業認可は、1つの単位として都市計画決定されている「杉並南部土地区画整理事業施行区域」の一部を分割して施行するものであって、都市計画法12条2項違反である。

2、土地区画整理法6条9項違反
 南北土地区画整理事業が「施行区域」の内外にわたっている違法。形式的には北地区と南地区に分けて事業認可をしているが、「三井グランド」という連続した一体の土地に関して、同一の日に事業認可申請し、同一の日に事業認可され、同一の施行期間で、同一の場所に事務所を置いている。工事も南北の区別なく一体で進行している。このようなことが許されるならば、「施行地区は施行区域の内外にわたらないように定める」とする土地区画整理法6条9項は完全に骨抜きとなる。明らかな脱法行為である。

3、環境影響評価法違反
 「杉並南部土地区画整理事業区域」は473ヘクタールにも及ぶ。施行区域の面積が100ヘクタール以上の土地区画整理事業は、環境影響評価法2条2項1号チに定められた「第1種事業」の一つとして、環境影響評価の対象となる。この手続きを経ていない三井グランドの土地区画整理事業認可は、環境影響評価法違反である。

【続きは次回紹介します。この反論文書(第4、第5準備書面)等は、後日冊子にしHPにもアップします。ぜひこれをご覧下さい】

大型車両通行ストップを
 裁判ではまた、「各特殊車両通行認定処分取消し」請求と「執行停止申立書」を申し立てました。鎌倉街道や浜田山や高井戸東の住宅地に、本来、大型車両は進入できません。杉並区長が特別の認定をしたため許されているのです。これによって、沿道住民をはじめ周辺住民は著しい被害を受けています。事実、鎌倉街道で陥没もありました。今回の請求は、進入を許した杉並区の処分の取り消しを求めるとともに、その判断が出るまで「区の認定」の「執行停止」を求めるものです。

 これまで5回の裁判で、被告代理人から一言の発言もありません。法律論上は勝負がついたかのようですが、「100点満点ではまだまだ。300点満点ぐらい取らないと裁判には勝てない」とのことです。みなさんのいっそうのご支援、ご協力をお願いします。

次回口頭弁論
7月4日(水)2時半~ 東京地裁103号大法廷(今までの曜日と異なります。時間も早まりました。ご注意下さい)

「第4回わがまちフォーラム」
と き: 5月11日(金)午後6時50分~(開場6時20分)
ところ: 浜田山会館1階ホール(杉並区浜田山1-36-3 電話03-3302-4555)
プログラム:
 ・講 演 「自治体の説明責任」後藤 仁、神奈川大学法学部教授(元神奈川県公文書館館長、市民立法機構運営委員)
 ・三井グランド環境裁判の報告 同裁判弁護団
 ・ミニコンサート カントリー・ブルーグラスの夕べ(演奏・グラスヒューズ)

| | コメント (0)

2007.04.22

「トークイン どうする環境とまちづくり」の様子が『JanJan』に掲載

 13日に行った「三井グランドと森を守る会」主催の「トークイン どうする環境とまちづくり」の様子が、市民による市民のためのインターネット新聞『JanJan』に掲載されました。参加者が 『JanJan』に投稿されたものです。下記リンクからご覧下さい。

http://www.janjan.jp/election/0704/0704163891/1.php

| | コメント (0)

2007.04.18

「どうする環境とまちづくり」 トークイン 活発に

Talkin_704_1_2  13日、「守る会」の主催で開いた「トークイン・どうする環境とまちづくり」は、平日の夜にもかかわらず80人をこえる参加者で活発な集いとなりました。各住民団体の報告と区議予定候補(あおと功英=社民、奥山たえこ=無所属、けしば誠一=無所属、原口昭人=共産)の各氏、区長候補とりう千恵さんの話に共通していたことは、「住民の意見に耳を傾け、住みよいまちをつくる」という行政本来の役割を放棄した山田区政の姿でした。「もう山田区長にだまされない。区長を代えるために共に手を結びましょう」と確認し合いました。
 「守る会」に対しては、「裁判にまで立ち上がった活動に非常に励まされている」「今回の集いのように、住民運動の横のつながりを広げようとしていることは大変心強い」「各会派の方のいろんな意見が聞けてよかった」といった声が寄せられました。

とりう千恵さんが発言
 私も子どもたちも高井戸中の出身で、三井グランドの緑に癒されてきました。まちづくりの基本は、住民の意思を尊重することが第一。何事も住民とよく話し合い、みんなのためになるよう尽くします。杉並はいい所、リベラルな所という誇りは、山田区長の手で潰されました。心のふる里といえる杉並区を力あわせて取り戻そうではありませんか。

| | コメント (0)

2007.04.06

トークイン これでいいのか山田区政「どうする環境とまちづくり」

トークイン これでいいのか山田区政「どうする環境とまちづくり」
~住民参加のまちづくりをすすめるために~

と き: 4月13日(金)  午後6時30分~8時40分
ところ: 浜田山会館ホール (TEL 03-3302-4555)

 三井グランド開発では、中央を貫く16m幅の道路(補助215号線)が、やがて南北に延び、静かな住宅街を分断します。歯止めがきかない環境破壊、まち破壊‥‥。同じようなことが杉並区内で沢山おこっています。環境を守り住みよいまちをつくるのは、行政の本来の役割のはずですが、現在の山田区政は、おだやかなまちを破壊する計画を数多く推進しようとしています。
 規制緩和型・環境破壊のまちづくりか、自然を守る住みよいまちづくりか、区民一人ひとりにとっても選択が迫られています。区長選・区議選が迫った今、住民のためのまちづくりをめざす人々が集い、わがまちをどうしていくのか語り合う場を持ちたいと企画しました。多数ご参加下さい。

〈住民団体リレー報告〉
杉並で何が起こっているのか
◆ 広域避難場所を高層ビルのまちに変える警察大学校跡地問題
◆ 用途地域を緩和し、緑豊かな住宅地をマンション群に変える阿佐ヶ谷住宅立替え計画
◆ 善福寺・西荻の貴重な自然を破壊する外環道推進
◆ 玉川上水の生態系を壊し、排ガス公害をもたらす放射5号線計画
◆ 宮前2丁目生活道路問題
◆ 三井グランド環境裁判原告団

〈私の主張〉:あおと功英(社民)、奥山妙子(無所属)、けしば誠一(無所属)、原口昭人(共産)、とりう千恵(無所属)

主催・三井グランドと森を守る会

トークインのお知らせ:

「talk_in_704.pdf」をダウンロード

| | コメント (0)

第3回「わがまちフォーラム」 なごやかに

 3月9日夜、浜田山会館で開催された「わがまちフォーラム」は、ウイークデーにもかかわらず80人近くの参加者があり有意義な集いとなりました。小田急市民専門家会議事務局長の須田大春さんは、東京のまちは小田急・京王・西武といった鉄道会社の仮面をかぶった不動産屋に都合のいいようにされてきた結果、無計画な都市になったことを浮き彫りにされました。「地下鉄丸ノ内線が方南町で終わっていて、方南通り地下鉄が幻となった経緯」も知ることができました。
 三井グランド環境裁判の斎藤驍弁護団長は、「開発をめぐる11もの行政処分のモザイクは、裁判所も疑問を抱いている。しかし、それだけでは裁判に勝てない。住民に共感を広げ裁判所を動かすところまで持っていかなければならない」と強調されました。

〈チェロの生演奏をたっぷり楽しむ〉Forum_703_1
 昨年まで日フィルの首席チェリストをされていた奈切敏郎さんのチェロ演奏は、小林周子さんのピアノ伴奏で、サンサーンス「白鳥」、ラフマニノフ「チェロソナタより」、ショスターコビッチ「チェロソナタより」、ドボルザーク「母の教えたまいしもの」などたっぷり。間近で聞く生演奏に、みなさん聴き惚れていました。

| | コメント (0)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »