こんなことって、あり!?
「三井高井戸計画」の建築確認を出した日本建築センター理事長・立石真氏が、東京都の建築確認審査会会長だって!
昨年10月13日に提出した「三井高井戸計画の建築確認審査請求」が、22日、東京都の建築審査会に諮られました。ところがこの審査会会長たるや、建築確認を出した当事者である日本建築センターの理事長・立石真氏なのです。こんな審査会ってあり! と叫びたくなります。
代理人・斎藤驍弁護士が徹底的に追及
審査会は午後2時に開会。議長席に立石氏の姿がありません。審査請求人代理人斎藤驍弁護士が立ち上がって、「理由を聞かせてもらいたい」と質問。議長代理の木宮進氏(元東京都都市計画局長・元総務局長)が「立石会長が建築確認を下ろした機関の代表であるので、建築基準法第82条の規定に従い、この案件の審議は副会長の私がやる」旨答弁しました。すかさず、斎藤代理人が追及しました。
「民間建築確認機関の理事長が審査会会長を兼任していることをどのように考えるのか。この案件についてだけ審議に参加しない、ということでいいと考えるのか。まず議長(代理)の見解を聞きたい」。木宮氏は、回答を避けて議事を進めようとします。斎藤代理人は、「請求人が質問していることに回答しないことは、議事運営として公平でない。ほかの委員の見解も聞きたい」と迫ります。「なぜなら、本来適正にチェックするべき審査会が、これでは公平な結論を得られない、都民の信頼を得られないと思うのが当然ではないか。これを是とするのか非とするのか。問題アリとするのかナシとするのか。審査会の公正さが問われるところだ」。
これに対して木宮氏は、「問題はない」と答えました。「では、他の委員の見解も聞きたい」と斎藤代理人。木宮氏はこれを許可しません。斎藤代理人は、「審査会の長が民間検査機関の長であっても差し支えないというような議長のもとでは、公平な審査が行われないのは明らかだ。また、議長は他の委員に互選されているにすぎない。こちらの質問をさえぎるような議事運営をする人物を議長として認めるわけにはいかない。議長を忌避する」「あなたは、もうそこに座っていることはできない。円滑に議事を進めようとするなら各委員の所信を表明していただきたい」と迫りました。議長は議長席を外れること、忌避について各委員が協議することを求めて住民側(18人と3弁護士)は退席しました。
再開するも、同一人物が仕切る
再開された審査会は、同じく木宮氏が議長席に座り「忌避は受け入れられない」と答弁。これに対し斎藤代理人が、「忌避を検討する協議に、本人が参加していた。それ自体がおかしい。加わらないのが常識だ。また、会を再開するに当たり、少なくとも他の委員が議長席に座って、却下した理由を説明した後、議長を交代するというのがごく当たり前の議事運営ではないのか」と厳しくただしました。(裁判でも、裁判官がその適格を問われたなら、裁判官はその場を離れるとのこと)。杉並区もそうでしたが、都の行政もひどい! 「審査時間45分」という制約の中で、「審査会の実像を浮き彫りにし、そのあり方を問う」という問題提起は、十分果たせたと思います。次回審査会は追って連絡があります。
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